狩猟やサバイバル、ブッシュクラフトなど、「自然と人の本質的な関わり方」を発信するアウトドア雑誌「Fielder」とMAAGZがタッグを組みつくりあげたフィールドギア、その名も「JIKABIDAI / 直火台」。
「ロングファイヤー型」を再現可能にした焚火台
屈強かつ広大な火床を展開するフレーム構造により、大型の倒木をレイアウトに使う「ロングファイヤー型」を再現可能にした焚火台です。その名の通り、安定した燃焼を長時間維持できるこの型は、最小限の荷物を持ち山に入る「山ヤ」や「釣り師」が好んで使うスタイル。
数ある薪の組み方の中でも非常にシンプルで、実用性において最高峰とも呼ばれています。火床が横方向に広くフラットになるため、調理の自由度が高いのも特徴です。
腕ほどの太い丸太を平行に2本並べ、その間に薪を配置するロングファイヤー型。両側の丸太が壁となることで、薪から発生する可燃ガスが熱し続けられ、安定した燃焼が持続します。先人の知恵から生まれたこのレイアウトは、シンプルでありながら実用性に富んだ薪の組み方です。
焚き火台の耐荷重は30kg。フィールドに落ちている重量級の倒木も載せられる想定で設計しています。上からの荷重を分散し土台を安定させるため、フレームはW字型のシンメトリー形状に。剛性を落とさない程度に肉抜きを施すことで、耐久性と重量のバランスも両立しました。
吸気用に空けられたロストルの穴。両サイドに大きな丸太を載せた状態でも、下からの空気の流れが発生し燃焼を持続させます。大量に焚き付けを置いても、薪の可燃ガスを引き出すに足る熱量を引き出すため、火熾しも容易です。これは、実際の直火でロングファイヤー型のレイアウトを組む際、石や木片をゲタとして敷くのと同じ効果を狙っています。
同じ方向へ木(薪)を組むロングファイヤー型は火床をフラットにしやすいく、調理に適しているという特徴を持ちます。そのまま調理器具を載せるのはもちろん、両サイドに配置している丸太にごとくや薪を渡せば、調理の自由度がさらに上がります。
直火台を設計するうえで重要な課題だったのが、「広い火床」「携行性」「組み立てやすさ」の3点。
幾度とない試作を経て、4ステップで広大な火床スペースを展開可能なフレーム構造を実現しました。収納時のサイズはW460mm×140mm×50mmと薪一本ほどの大きさです。
直火の感覚を再現するために重要な火床の高さ。位置が高ければ直火の感覚は薄れてしまい、低ければ地面へのダメージが発生してしまいます。複数のパターンをテストすることで、直火の感覚を残しながら自然環境にも考慮した高さを実現しました。
熾火や灰が地面に落下するのを防ぐ「灰受け」には、特殊不燃生地を使用しています。
※不燃生地は消耗品です。使用に伴い色飛びや破れが発生します。ご使用条件によって耐久性は異なります。
※不燃生地にはガラス繊維が織り込まれているため、肌に触れるとチクチクすることがあります。
フレームにはステンレス素材(SUS304)を採用。サビや腐食に強く、メンテナンスの手間を最小限に抑えながらヘビーユースできる仕様になっています。
収納袋は倉敷帆布と本革、真鍮パーツを素材を採用。耐久性に優れるとともにエイジングも楽しめます。
【基本情報】
製品名:JIKABIDAI / 直火台[Fielder×MAAGZ]
重量:1,500g
サイズ:組立時W542mm × H162mm × D415mm
収納時:W460mm × H50mm × D140mm
材質:ステンレス(SUS304)、特殊不燃生地
付属品:フレーム × 1、ロストル × 6、灰受け × 1、収納ケース、取扱説明書
製造:日本
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